道楽営業                          

セット式の釣具一式を、いくつか値段別に用意し、ご注文に応じてお届けすることを考えましたが、
いましばらく、この頒布活動は、控えることにいたしました。

営業色を嫌ってのことであります。

相棒のゆりたろうと、いろいろ考えまして、

めだか釣りは純な釣りだ、ゆがんだ理解に結びつく恐れある営業活動は、この際、控えようということになりました。

 

メダカは、街の熱帯魚屋さんや、大型店のフィッシュ・ペット・コーナーで、いつでも売られております。

お求めの際は、ヒメダカをお選びください。1匹15円〜30円ほどです。

鉢(水槽)は、適当な大きさのものなら、何でもよろしいのです。

ここに、玉砂利を少し入れ、気に入った水草を入れます。玉砂利も、水草も、餌も、めだかの店で売られています。

めだかの飼い方は非常に簡単。なにも心配することはありません。

インターネットで、検索すれば、知りたいことは即座にわかります。

 

釣り竿は竹箒の先っぽで充分。ハリは釣具屋でいろいろなのが売らている。
釣り餌はメダカをかったお店で冷凍の「赤虫」を買います。パックになっていて、1パック300円ほどかな。
スッゴくたくさん赤虫が入っている。

 

と、言うわけですから、誰だって簡単にできるのです。
このことを、わたし、声を大きくして伝えたい。全部揃えるのに千円とてかからないと思いますよ。

 

が、しかし、これ、凝りだすと切がないですなぁ〜。

鉢に、上等の睡蓮鉢が欲しくなる。信楽焼の汎用品程度ならまだしも、景徳鎮の上物やその他、有名磁器の鉢選びに懲りだすと、身上がつぶれる。

竿に、江戸時代からの和竿(竹製)などが欲しくなる。30センチほどの“めだか釣り専用竿”。半端な額じゃない。

石菖(サトイモ科の観葉植物)を鉢に植え込みたいが、これがなかなか手に入らない。高価です。

胴炭を鉢の中に組みたいがこれも結構値が張ります。

わたし、お世話してもよいけれど、これらを事前に仕入れ、取り揃えて置くような資力はござらん。どうしても、と、ご注文があれば、それから、ひとつひとつ集めるしかないけれど。結果、高くつきまっせ。

なにせ、こだわりの一品ということになりますからね。常識的には、一気にそこまで突っ走ることはないのではないでしょうか。

 

ぼかぁ〜、そうは言いながら、少し凝ってしまって、これが結構うれしいのだけれど、まぁ、道楽じゃから、お見逃しいただくしかないなぁ〜。